ツッコミで体操なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月23日の時点で一番のツッコミで体操なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.0 1 ツッコミで体操なアニメランキング1位
ダンベル何キロ持てる?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (746)
3258人が棚に入れました
「ひびき……お前、また太った?」食べることが大好きな女子高生・紗倉ひびきの心に突き刺さった友人の非情な一言。夏休みまでに絶対に痩せてみせるとダイエットを決意したひびきだったが、一人ではまともに運動も続けられない体たらく。こうなったらとひびきが足を運んだ先はトレーニングジムだった! そして入会したジムで同級生のカリスマ美少女生徒会長・奏流院朱美と出会ったひびきは、深くて楽しい筋トレの世界へ足を踏み入れることに……。

声優・キャラクター
ファイルーズあい、雨宮天、石川界人、石上静香、東山奈央、堀江由衣、玄田哲章、戸松遥
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わがままBODYは正せます!

はじめに、、、

わりとガチ勢なので客観的な意見は期待しないで下さい。

観るべくして観たアニメであり、楽しむべくして楽しんだアニメであります。
広背筋いじめて痛みにうっとりするド変態野郎の妄言という前提で以下お楽しみいただければ幸いです。



女子高生を媒介にして体づくりに向き合った作品。
ためになる点では『はたらく細胞』、題材へのモチベーション喚起の点では『ゆるキャン△』などの系譜に連なる作品です。
エンタメとのバランスを取れてかつハマれば “ためになりやりたくなる” そんな未来が待ってます。
しかしちょっと待ってください。


 ウケんのかこれ?


世間一般から見たオタク像って運動と無縁で体育会系を忌避してるじゃないですか(失言1)。そこに迎合してアニメでは体育祭より文化祭にメインエピソード持ってくるし、主人公はだいたい帰宅部でサッカー部キャプテンあたりを目の敵にしてるみたいな!・・・そうです。ものすごい偏見です。
しかも作中の“シルバーマンジム”のモデルは名前からして“ゴー○ドジム”でしょう? 数あるフィットネスクラブの中で、「プール無し」「フリーウェイトエリア広め」「有酸素運動エリア狭め」「スタジオプログラムあったっけ?」なとにかく筋トレガチ勢御用達のジムですよ。

1.いくらJK投入してもアニオタ(ステレオタイプ)の心を溶かすのは難しいのでは?

ひとつめの疑問です。
だいたい筋トレなんて意識して部位をいじめて回復させての単調な繰り返し。

2.それで30分もつのか?15分枠で充分じゃね?

ふたつめの疑問は12回×30分なんてダレるだろうよの心配です。
みっつめは冒頭に挙げた観点と照らし合わせて、話を盛ってまがいもん教えられても反応に困るという知識やモチベーション喚起面での不安。

3.ためになりやりたくなるのかいな?

と3つのハードルがありました。


結果はご覧の通り。ネットなどの評判を見る限り作品は好意的に受け止められたようです。

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あたかも“筋肉は裏切らない”どっかで聞いたことあるようなフレーズが舞いそうなエンターテイメントに徹した満足の一品でした。
なお上記のハードル3点への適合度合いを整理すると、

 1.○ :しっかりエンタメしてる
 2.△ :ネタ繋ぎに苦労してた
 3.◎ :ためになりやりたくなる

といったところです。
脳筋を先鋭化させた極端なキャラたちが醸し出す面白さとたまに吐かれる毒。ストイックさとお笑いとが良いバランスで同居してます。


【キャラ】◎は主要キャラ

◎紗倉ひびき(CVファイルーズあい)
◎奏流院朱美(CV雨宮天)
◎上原彩也香(CV石上静香)
◎ジーナ・ボイド(CV東山奈央)
◎街雄鳴造(CV石川界人)

立花里美(CV堀江由衣)、愛菜るみか(CV戸松遥)、呉夜叉(CV大原さやか)

ハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー(CV玄田哲章)


キャラクターの強烈さに隠れがちでしたが、筋トレ含めた体づくりの説明がメニュー内容も紹介順もついでにトレ作画もほぼ完璧でした。
それではハードル3点への対応ぶりに沿って詳細以下、



■○:エンタメしてる

筋肉の神様にお願いするのは「めっちゃモテたい」。すごい素直!欲望に忠実なことは良いことです。
OPEDはラップ黎明期の吉幾三『俺ら東京さ行ぐだ』を彷彿させるコミカルチューン。中毒性が高いです。そして、

 とにかく明るい!

曲もアニメの中身もダークさを感じない。とことん巻き込まれるテンション高めの明るさです。これに陰キャが小馬鹿にするようなマッチョ像を見事に体現してることもありとっつきやすいのです(失言2)。
これは石川界人さんの起用がファインプレーでした。 安元洋貴さん諏訪部順一さん前野智昭さんのようないかにもゴリマッチョできそうな方の声あてでは出ない味だったと思います。

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カウンターとしての常識人のツッコミにはキレがありました。高テンションに間髪入れずのツッコミ。もさもさしてません。

さらにところどころ毒をまき散らします。これが隠し味となり良いアクセントとなりました。

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あとは場外。アニメと同時で主演のファイルーズあいさんのトレコンテンツと一緒に楽しむなんてこともできました。メディアミックスでの楽しみも盛り上がりに寄与しましたね。


■△ :ネタ繋ぎに苦労してた

たぶん5話でネタ切れしてます。初心者向け導入や経験者向けあるあるで引っ張った序盤は4話まで。
半分もいってなかったのでやはり15分枠が妥当でした。失速を感じられた方がいたとしても不思議ではありません。5話以降はイベントとの抱き合わせ度合いが強くなります。ここからはキャラの魅力勝負でした。

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■◎ :ためになりやりたくなる

これは満点じゃないでしょうか?
体づくりのメニュー内容では、初心者/経験者/上級者。太った人/痩せてる人。全方向へメッセージを送ってました。

 ⇒ためになります

初心者がやりがちなミスの指摘だったり誤解の訂正。簡単なところから始められるような導入トレーニングやマインドセットをしっかり序盤で網羅し徐々に段階を上げてました。

 ⇒やりたくなります


具体的にはこういったところです。

①初心者向けの具体的にこうですよ、の説明があります
今となっては常識に近いところから、
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トレーニングにおける注意点まで
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経験者向けの内容は混み入ってしまうので割愛。“なるほどそうか!”目からうろこなネタと“これなら自分でもできそう!”実現性が可視化されるためモチベート喚起に繋がる序盤でした。

「何キロもてる?」タイトルもギミックのようなもので、大事なのはフォームだったり呼吸だったりどの筋肉を意識して着実にやるかが重要。反動をつけてそれなりの重量をこなしても意味ないよということの説明もしっかりありました。


②ドラゴンフラッグ
これ自分できません。ジムでやってる人を見たこともありません。たしか『燃えよ!ドラゴン』でブルース・リーがやっていた究極の腹筋とかいうやつです。
ドラゴンフラッグに象徴される経験者や上級者向けの小ネタが満載でした。


③痩せ型さん向けの内容もしっかりある
これちょっと感動しました。主人公の目的は「痩せたい!」だし、ジム入会目的の主要理由がダイエットというなかで、しっかり肉がつかなくて困るという方向けの措置も講じてます。
本人はけっこう悩んでたりするのですが、「痩せてるの羨ましい」と言われるだけで取り合ってくれないんですよね。ジム通いの立派な動機になり得るものです。
トレ後30分以内のタンパク質(プロテイン)補給だったり、筋肥大のプロセスやそのための食事に関する説明もありました。


①②③で全方向への“知識補充”“モチベーション喚起”を散りばめていたのです。


④しっかりしたトレーニング作画

初回のみ筋肉ぶるんぶるんさせて色モノかと見せかけて、第2話以降は落ち着かせてきました。
これをもって作画が良い!とするのは違うような気がしますが、

・肘を伸ばしきらない
・ダンベルやマシンでの手足の伸縮のスピード

これがまず正確です。細かいところだとバーを掴む手の指が“親指を下に入れてバーを掴むか?”“五本指並べてバーを掴むか?”で負荷が変わるトレーニングにおいて、その時テーマになってた部位をより鍛えるための指位置だったりしたのは唸りました。
しっかりこれ見て真似るだけで効果的なトレーニングになるような仕様になってます。





実用的かの観点でしたら私は過不足ないアニメ作品だと思ってます。
日頃の運動不足の解消に繋がるきっかけになるのであればこの作品の意義は充分にあるのです。

エンタメ的に面白いかの観点でしたらこちらも私は充分堪能できました。
OPキャラソンで石川さんの叫ぶ「サイドォ チェッストォォーッ!」に魅かれるような方でしたらきっと満足できるでしょう。




※余談
■其の壱:副作用あり

フリーウェイトと自重トレ中心の内容でしたが、継続性に難ありです。
フォームを自力でチェックしながらは初心者には難しい。マシントレに慣れてからフリーウェイトが無理のない流れであることと、3ヶ月もしてくると飽きもでてくるので、プールやスタジオプログラム。もちろん有酸素運動も取り入れて目先を変える工夫をしてみましょう。
このへんゴ○ルドジムがモデルだったことの弊害?があるかもしれません。


■其の弐:体育会系ってこうだよね

酒飲めるイメージあるでしょ?
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視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2020.04.07 追記

コロナ禍でジムも逆風ですがしゃーないですね。しばらくひっそりしときましょう。
さてリアタイ後、石川界人さんが筋トレガチ勢であることが判明しました。なぜ唐突にこのネタ持ってくるかというと、日本酒のプロモかねて実際の蔵元の名を冠したキャラあてをするという話が流れてしまったことに触れたいから。降板です。
筋トレガチ勢の彼は「太るから日本酒飲まない」とラジオで言ってしまい、それがスポンサーに知れて、という流れでした。

事の是非や処分の軽重は置いときます。

事務所さん事前教育しましょうよ。
声優ってマネージャーつかないんですよね。芸能事務所ならCMやスポンサー/クライアントを絡めたNG事項についてのレクチャーもあるでしょうに。
ほぼ個人事業主のようなものとは聞きますので自己責任といえるのかもしれませんが、このへんの業界知識のサポートもないとなると大変だなぁと思いました。


2019.09.23 初稿
2020.04.07 追記

投稿 : 2025/02/22
♥ : 74

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

筋肉は裏切らない

食べる事が大好きな紗倉ひびき。
体重を落とそうとしてシルバーマンジムを見学する。
ジムで出会った同じ高校の奏流院朱美とともに体を鍛える事となった。

コロナ生活で自粛生活。
簡単に外出できなくなってしまいました。
当然、運動量も減ります。
気が付くと体重が増加。
そんな人にオススメしたいのが本作品。

作中ではジムでの運動がメインですが、
私達の日常生活に取り入れる事ができる運動も紹介されています。
ダンベルの代わりに水の入ったペットボトルを使う事などは簡単ですね。
筋トレが中心で有酸素運動が少ないですが、筋肉を付けるという目的があるので、
致し方無し。
トレーナーの街雄鳴造のようなゴリマッチョを目指さなくていいんです。
主要登場人物の中で腹筋が割れているのは、
実家がボクシングジムを運営している上原彩也香のみ。
バキバキに鍛えるというよりは健康増進。
日頃の運動不足解消です。

話の最後にあるトレーニング解説。
作中で鍛えた方法などを街雄達が解説しながらカウントもしてくれます。
まあ、いきなり『街雄の筋肉講座』というのもありますが。
視聴しながら一緒に運動できる筋トレ紹介。
キチンと食事をして、無理なく健康的な体つきになる事ができますよ。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

2019年夏のダークホースはこれ! さすがの動画工房、なのか…(笑)!?

==[下記は第5話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。]==
このレビューを書いている時点で第5話まで視聴済みです。

原作漫画は未読で、タイトルから視聴前はイロモノ扱いの先入観を持っていましたがいざ視聴してみたら大当たり(笑)!

基本的には「女子高生がジムでのトレーニングを中心に筋トレする」というだけのお話なのですが、トレーニング初心者には内容的にも役立ちますし実際にトレーニングを行っている人にも「あるある」ネタがいろいろあって笑えます。

ジムのトレーナーの街雄(まちお)さんの体形および着ているジャージは謎ですが、それにまつわるコミカルな部分も含めて大変楽しく視聴しております。

「筋トレ」という題材を扱う必然性によるものなのか、特に人物に関しての作画はけっこう良いと思います。

OP/EDともに中毒性の高い楽曲になっていますね。CDの発売および配信がありましたが好調みたいです。

各話の構成としては2~3個のエピソードを1話に構成して30分枠に収めています。ED主題歌後は「スーパー仙狐さんタイム」ならぬトレーニングの復習・実践枠になっています。実際にこれに付き合ってトレーニングするだけでも結構楽しくて役に立ちますよ!
==[第5話まで視聴時レビュー、ここまで。]==

2019.9.19追記:
最終回である第12話まで視聴終了。

ジーナを出すために必要だったと思われる第6話以降、第8話「遭難したらどうする?」など個人的にはやや低調に感じた回もありましたが、大きく失速することなく無事最終回を迎えました。

主人公である紗倉ひびきにキャスティングされたファイルーズあいによる筋トレ動画など本編以外でも話題になった本作ですが、コメディやエロをちりばめながらも「筋肉は裏切らない」(← 番組、違う(笑))な作りで面白かったです。

あと、本作ではOP/ED以外にも各場面で使われるBGMが地味に良かったと思いました。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 54

66.7 2 ツッコミで体操なアニメランキング2位
うらみちお兄さん(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (241)
783人が棚に入れました
よい子のみんな〜!裏表のあるお兄さんは好きかな〜?教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道 31歳。爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん"が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?大人になった“よい子"たちに送る、哀しみの人生賛歌!

声優・キャラクター
神谷浩史、杉田智和、中村悠一、宮野真守、水樹奈々
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アスリートは絶望しない

まるでルー大柴が命名したような教育番組に出演する、「体操のお兄さん」や周囲の人物が理不尽に振り回される日常を描くコメディ。

放送開始直後に、友人は本作のことを「体育会系の絶望先生」と評していた。
確かに両者とも後ろ向きで自虐的な主人公ではあるが、ちょっと主演声優の印象に引きずられすぎだろう、と思ったものの、視聴を続けるうちに妙に繰り返し思い出されてきたのは、本作の放送と並行して、東京オリンピックが開催されていたせいだ。

おそらく後世の歴史家に世紀の愚行と記されるであろう東京オリンピックが同時に開催されていたという偶然が、視聴中に殊更に『絶望先生』を思い浮かべてしまう感想を生んだ。

あたかも「世界」に特攻して自爆するかのような「絶望先生」の「自虐」に比べ、本作の主人公の自虐が「自傷」を思わせるのは、主人公が「アスリート」であるからだ。



ネタバレレビューを読む


「世界」の全ては自分にはどうしようもない「与えられた」フィールドで、その中で自分の思い通りに事が進まないとしたら、「アスリート」は自分のパフォーマンスの能力が劣っているだけだ、と判断するだろう。

だが、「世界」は、競技者同士が納得ずくで「ルール」に従うことを同意して競い合う「競技フィールド」ではない。
基本時に、「世界-内」存在である実存にとって、「世界」は理不尽で不条理であるのが常態だ。

不条理に直面したとき、絶望先生は「絶望した!」と叫ぶ。
「絶望した!」という叫びは、自分は「世界」の不条理を承認しないという宣言だ。
不条理に対して敵対するという宣言は、最後には「爆発オチ」や「猟奇オチ」で絶望先生を打ちのめす。
「世界」に単身で敵対しても最後には叩きのめされるのに、「絶望した!」の宣言を止めずに破滅する自爆テロのような絶望先生の「自虐」ギャグ。

一方で「アスリート」の本作主人公は、理不尽の存在そのものを認知できない。
不条理は、自分のパフォーマンスの不足の結果として捉えられるなら、主人公の「自虐」ギャグは、自分への攻撃=「自傷」へと向かうしかないだろう。

共に「自虐」的でネガティブな性格設定でありながら、「世界」へ自爆テロを繰り返す「変人」という絶望先生の印象に対して、「世界」の理不尽を認知できずに自傷を繰り返す本作の主人公が「メンヘラ」の印象を持つ根拠だ。
ドン・キホーテにも通じる「聖なる狂人」として、どこか応援したくなる「変人」の「絶望先生」に向ける視線がつい優しいものになるように、主人公へ向ける視線が、どこか憐憫を含んだものになるは、このように、単に主人公が「ひどい目」に遭っているからだけではない。


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道路に穴が開いて車が通れなくなれば、普通は穴を埋めようとする。

穴が開いている「現状」を絶対視して、何とか路肩をはみ出して車を動かす運転テクニックを研究したり、オートバイなら穴のふちを通れるから車を「出し抜ける」と発想したりするならば、発狂しているか、発狂の途上にあると思われるだろう。
が、こうした「発狂した」処世術を得意げに広める「現実主義者」は多い。

穴を埋めれば「現状」は変化して「現実」は正常に回復する、と思いつくのは簡単だ。
「アスリート」をやめればいい。

「アスリート」である「自分」を放棄したとき、主人公の「自傷」もまた消滅するだろう。
その先には、結果として「自爆」ギャグで爆発する「絶望先生」が待っているとしても、メンヘラーよりも「健全」である気はする。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普通に面白かったと思います

これも特に書く感想がないので適当に。

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投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

歌が上手すぎて笑ってしまう

豪華な声優陣(豪華すぎて面白みに欠ける)、プロデューサーの手堅さの下に、
シリーズ構成の待田堂子さん以外はよくわからないスタッフ(土台がしっかりしているから有名じゃないスタッフでもイケるってこと?)でつくられた、おそらく今期の覇権アニメのひとつです。

例によってギャップを楽しむ系のブラック・コメディです。
極端すぎて滑りまくってるシーンも結構多いですが、そこそこ楽しむことができました。

今作のMVPは水樹奈々さんです。(良い意味で)年齢を重ねたことによって低音の演技が特にキレまくっています。歌のお姉さんってこんなに歌がうまいものだっけ?と思ってしまうくらい、
劇中歌の歌唱クオリティが高すぎて、本編の中で浮いてしまっているほどでした。



今期の中でも視聴者が特に多かったであろう作品なだけに、気になった点を。

カッペリーニ降漬の描写が時代遅れも甚だしかった。「天地創造デザイン部」でLGBTQ描写の先進性を評価した矢先でこれだもんなぁ・・・。慰安旅行の際に女部屋に泊まっていた点だけは評価できましたが。
兎原の布団に潜り込むギャグ(笑えない)とかやりかねなかったので。ビジュアルや、男に対して積極的といった描写は偏見の要素が強いと思うので、ガッカリでした。

また多田野詩乃の結婚ネタも、近年は特に笑えないやつです(しかもくどい)。自虐だからまだいいとは言え、すこしずつこの流れが変わっていくと良いなと思います。
主要な男性登場人物はそんなに言われないのに・・・ね。
日常系アニメの"女性"教師とかにもありがちです。






P.S. 上武裁人を見習って生きていきます。

あとどうでもいいがオープニングアニメーションの冒頭、
いけてるお兄さん(宮野真守)のセリフに表田裏道の口パクが映るのが紛らわしい(笑)

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4
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